まずはCHIより始めよ

Human Computer Interaction分野のトップカンファレンスの一つであるCHIの論文を簡潔に紹介していきます。

Enabling Identification and Behavioral Sensing in Homes using Radio Reflections

Paper Info

  • title: Enabling Identification and Behavioral Sensing in Homes using Radio Reflections
  • link: https://people.csail.mit.edu/cyhsu/papers/marko_chi19.pdf
  • author: Chen-Yu Hsu et al. / MIT CSAIL
  • venue: CHI'19

    Summary

  • Radio waveを用いて、ユーザーに何かしらの制約を課すことなく(non-invasive)、家の中での行動解析、および人の特定を行うMarkoというシステムを提案した論文
  • ワイヤレス信号を発信し、環境からの反射を解析、特定には水平・鉛直方向での特徴量から、体の大きさなどを考慮
  • 新しい家に取り付ける場合も、アノテーション不要なブートストラッピング手法を提案
  • 実際に一ヶ月、6つの家で実験をし、カップルやケアギバーに対しての行動解析の価値を示した

    Comment

  • システムもすごいが、一ヶ月、6つの家庭で実験を行う体力・お金もすごいな
  • 一方で、部屋の中で誰がどこにいるのかがわかってしまうので、プライバシー問題を孕むなと感じた。(実際、カップル二人が同時にベッドルームにいた時間とかを結果例で出していた...)