まずはCHIより始めよ

Human Computer Interaction分野のトップカンファレンスの一つであるCHIの論文を簡潔に紹介していきます。

Assessing Severity of Pulmonary Obstruction from Respiration Phase-Based Wheeze Sensing Using Mobile Sensors

Paper Info

  • title: Assessing Severity of Pulmonary Obstruction from Respiration Phase-Based Wheeze Sensing Using Mobile Sensors
  • link: https://dl.acm.org/doi/abs/10.1145/3313831.3376444
  • author: Soujanya Chatterjee
  • venue: CHI'20

    Summary

  • 肺閉塞の患者の症状の度合いを非侵襲に簡易に計測するためのモバイルデバイスベースのセンシング手法を提案、評価した論文
  • モバイルデバイスを胸に当ててもらった状態で、読み上げ、深呼吸などを行ってもらい音を録音
  • 息切れ区間の検知をした後に、息切れパターンを特徴付け、それに基づいて症状の度合いを評価するという枠組み
  • 131人のデータで実験をし、高いF1スコアで検出と特徴付けができたことを示し、息切れ指標を提案した

    Comment

  • 息切れ以外の因子はないのかなと思ったらlimitationで言及されていた(胸の締め付け具合など)
  • 現実的な設定で問題を解いており、従来の計測結果との比較もしていることから結果の信用性が高いと感じた
  • 手法自体はthe 機械学習 という感じだ