まずはCHIより始めよ

Human Computer Interaction分野のトップカンファレンスの一つであるCHIの論文を簡潔に紹介していきます。

Pedestrian Detection with Wearable Cameras for the Blind: A Two-way Perspective

Paper Info

  • title: Pedestrian Detection with Wearable Cameras for the Blind: A Two-way Perspective
  • link: https://arxiv.org/abs/2003.12122
  • author: Kyungjun Lee et al. / CMU
  • venue: CHI'20

    Summary

  • 視覚障害者のためのwearable cameraが利用者と歩行者からどのように受け取られるのかを調査した論文
  • カメラの視認性(SmartGlass or GoPro)を変え、AMTでシナリオ毎にビデオを見せた実験と、実際にすれ違うシチュエーションでの実験を行なった
  • Online Surveyのではウェアラブルカメラ技術の使用には肯定的だった
  • 歩行者がシステムによって検出されたくない特徴のトップ3は、民族、顔の表情、年齢
  • 通行者と利用者で、wearable cameraに取得してほしい・ほしくない情報が異なることや、利用者は障害であると伝わってしまうきっかけになるのは好ましくないと思っていることなどを確認した

    Comment

  • 意義深い研究だ
  • wearable deviceのsocial tensionについて詳しくまとまっている
  • ここに細かく実験に用いた映像と質問がまとまってる(https://iamlabumd.github.io/chi2020_lee/)